高尾山へ行った帰り、京王線中河原駅で下車しました。改札口を出ると、右手には駅前ロータリーが。線路の下をほぼ直角に横切る鎌倉街道と分かれて北東方向へ伸びる片道一車線の旧鎌倉街道へと進みます。
しばらく歩くと、中央高速道が迫ってきます。分梅橋と書かれた高架橋手前の信号と交差するのは、新田川(しんでんがわ)緑道という名の遊歩道。右折するとすぐに、分倍河原古戦場の石碑が建っています。
分倍河原の戦いとは、新田義貞率いる軍勢が、北条軍を破って鎌倉幕府滅亡のきっかけとなったもの。21世紀の今、当時の軍馬の姿を想像するのは難しいですが、ここで日本史の大きな転換となる戦があったのですよね。そんな場所に立っているのだぞと感慨に耽るのも悪くありません。
高速道路沿いにさらに遊歩道を行くと、間もなく京王線の線路をくぐります。給食センターの脇を通り過ぎ、高架下を北へ抜けて府中三中前からショッピングセンターへ。
東芝ビルの間から顔を出すと、そこは分倍河原駅前でした。ここでは、騎馬姿の新田義貞像が出迎えてくれます。
ユーミンの名曲「中央フリーウェイ」では、競馬場とビール工場が歌詞に登場しますが、沿線には、他にもこのような隠れた名所はたくさんあるのでしょう。